Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

「知らなかった」って言えばいいものじゃない

現役を退いて、地域活動を力を注ぎだしても
役職や肩書にこだわる人って確かにいる。
そんないざこざに巻き込まれ
精魂尽きて、地域の会長職を辞される方が訪ねてきた。
この二年間の想いを知っているだけに
職場にたずねてこられた時に
お互いに言葉にしなくても分かりあえるものはあった。
どうして今日訪ねてきたのか、
ちゃんと伝えておかなくてはという、その思い。


「どのように聞いてる?」
その方の問いのすぐあと
例の正規職員が割ってはいり
「あとで私も用事がありますから」と言う。
やっと言葉を絞り出し私に問いかけてきたその思いなど
まったく理解していない、わかろうともしていない。


用事があるといわれたら
話の最後まで気になるものではないかと
先に用事を済ませるように促した。


なんとその用事とは
その方の辞任の後の処理についてだった。
驚いて「いまそれをここで言いますか?」と話を切ろうとしたら
無言でにらみつけ、手で私を制して黙らせた。


唖然とした。


自分の言いたいことだけ言って「終わりましたからどうぞ」と…


その方を促し、場を変え、謝った。


席に戻った後も彼女と話をする気などなかったが
話しかけてきたので
「あの方は私を訪ねてこられたのでしょ。
 そしたらその要件が終わってから、少し時間をいいですか?と了解を得て
 話すものではないですか。
 そもそも何の用件で尋ねてきたかがわからないわけで
 彼女はやっとの思いでここにきたかもしれないでしょ。
 いつもですけど、訪ねてこられて方の用件が終わってから
 声をかけるようにしてください」


『私も仕事に集中して、帰られる時に気が付かないこともある。
 それにあの方がそんな状況だとは知らなかったし』


「知らないならなおさら、気を遣うべきでしょう」


それ以上は話す気力は残ってなかった。


行きつくところ
彼女は自分の事しか考えてない。
私がいつも他人のことを優先しているとは言わないが
ここまで基準がずれたらもうどうにもならない。


立場が悪くなると
「知らなかった」と言う。
なんのいいわけかと思う。
だから何?と言いたい。


「知らない」ことは山ほどある
「知らない」ことと「知ろうとしない」ことは違う。
人生後半戦になっても「知らなかった」を連発する人と
到底おなじ立ち位置にはならない。


すぐにでも有休消化して休みたいとおもったが
そんな時にかぎって
上司の忌引きがはじまってしまったのだ。


昨日も書いた
神様はいる!そういうことなのだろう、辞めさせない力が動いているとしか…

春は豆ごはん