父とステレオの思い出
昨日、マッチの事を書いたのだけど
それ関連で、プレーヤーの事を思い出した。
小学校高学年の頃
当時、応接間と言っていた空間に
ステレオとカセットデッキがついたいかついものが届いた。
両側にスピーカーがついた幅が1m50㎝ほどありそうな代物
もう嬉しくて…
レコードなんて何も持っていないのにただその存在が嬉しくて。
そのレコードラックに置かれたLP・EPのレコードは
たぶん生涯合わせても10枚程度
今はわかる
音楽などあまり興味がなかった父が
私達の為に買ってくれた事
口数が少なかった父は
恩着せがましいことは何も言わなかったし
私たちも欲しくてもねだったりできない家計状況だとは
うすうすわかっていたから、そんなことは一度も口にしていない。
でも、実際にそこにあった。
親への感謝は時を経てぐっとせりあがってくるときがある。
これは送っていく、子から孫へ送っていく。
息子が鹿児島土産で買ってきた。
息子の名は候補の中から父が選んだ。
生前最後の大きな事業だった。
父と飲めたらどんなに良かったか…
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