Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

言葉を知らない悲しみ

年長者大学校で4月から始まったクラス

初回ミーティングは自己紹介

その後に役員決め

その時にとても印象に残った方がいた。

さりげない優しさが滲みでていて

30人の中でもとても記憶に残っていた。


昨日その方から電話があった「相談がある」と…


体調が悪くて、大きな病院にかかって

結果、十二指腸に悪性の癌が見つかり

臓器を4つも取る手術をすることになった。

始まったばかりの大学、来る自信はないけど

辞める勇気もない。


お会いしたのは、わすが一回

私は勝手に良い印象をもってはいるが

正直お付き合いが短すぎて

かける言葉が浮かばない。


籍を残して、戻ってくることを目標に

体力回復に務められる方法もあるし

今年一年は療養して

来年また入学される方法もある

私はご本人の決められたことを

応援させていただくし、

必ずまたお会いできる日を信じている。


しばらく考えて、辞退届を書かれた。


こんな事しか言えない、

迷惑をかけたらいけないと病院から直接

話に来てくださったと言うのに

こんなことしか言えない

情けなくて泣きそうだった。

私は祈る、祈る

そしてまた来年希望のクラスで

彼に会えると信じた日々を過ごす。