久しぶりに業務ではない講演会に
有休を使って行ってきた。
「認知症とともに」

その取り組みや当事者の話を聞いた。
いろいろな機会に学んできたつもりでも
やっぱり学び直しは必要だ。

認知症カフェについて話すときに
いつでもどこでもサロンていえば青い山脈
ユーミンやサザンで育った人たちが
認知症になってきている。
自分は好きな歌を聴きたいし、
折り紙も手遊びもしたくない。
いまさら予防のためというのは落ち着かない。

たしかにね
自分がやりたくない事をする場所に
誰も行きたくないよね。

認知症カフェを運営しているわけではないけど
これは高齢者の居場所づくりにも言える事
やりたくない場所に行くより
自分の好きな時間を過ごせる家にいたい。
家から出てもらうためには
それ相応の物が求められているってこと

だからってすぐに何もできない
けれどそれを理解していることはずいぶん違う。

７０歳で認知症と言われ、もう終わりだと絶望していた当事者が
最後に言った。
「人間ってこんなにやさしいんだと認知症になってわかった。
前より今の方が少しだけ幸せ、と今は言える」

誰もが安心して認知症になれる社会が実現するとほんとうに良いと思う。