Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

「白いご飯が食べたい」と夢で母が言った

久しぶりに母が夢に出てきた。
リアルすぎる夢だったので
自分の体に何か起きたのか
はたまた何かの記念日を忘れていたのを叱りに来たのかと
夢うつつに焦っていた。


実家を訪ねると
母が熱心に片づけをしている。
動きもしゃべりも元気な時のまま。
一言二言話しかけ
ふと「白いご飯が食べたい?」と私が聞いた。
『うん』
うなずく母が逝く前の気弱なか細い母に代わっていた。
もう一度聞いても、同じようにうなずいた。


わがやには仏壇もどきしかない
写真をかざり毎日お茶とお水を供え、線香をあげる。
ただそれだけ…


お米を炊いたときにはご飯も供える。

少なく炊くとおいしくないと思ってるので
炊くときは3合と決めている。
なので毎日ご飯を炊くわけではない。


「そういえば数日ご飯あげてないな」と前日に思ったことが
この夢につながったのかもしれないが
母に「白いご飯が食べたい」と言われたのだから
まだ残っていたけど、特別に炊いた。
母の家から持ってきた茶碗にいれ、供えた。

自宅にいた最後のほうは
白いご飯を食べることだけに執着していた。
いままで好きでもなかった卵かけごはんにして
気が付けば何度も食べていた。
だから一度に3合炊いては
お茶碗に分け、ラップをかけて常時7個くらい用意していた、
いつでも食べられるように…


そんなことを想いながら食べた夕食のご飯
強い甘みが心を熱くした。


夢でも会いに来てくれてありがとう。