Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

ミトンとふびん

吉本ばななさん、

とても好きな作家のひとり

よく読んでいる。

なんども読み直す作品もある。


どこがどう好きなのかうまく言えない‥

と、常々思っていたら、

あとがきに、こう書いてあった。


「あれ❓読んだら少しだけ心が静かになった。

 生きやすくなった。

 息がしやすい。

 あの小説のせいかな❓まさかね。


 そんな感じがいい。

 そのほうが長いスパンでその人を救える。」


そうそう、いつもそんな感じ。

ばくーんと感動するっていうのではなく

じわっと、じわじわっと

あったかくなる感じ。

あ、このフレーズ‥そうそう、そうなんだよ。

と思わず頷く、何度も。


本の帯に


「よりさりげなく、より軽く。

 しかしよりたくさんの涙と血を流して。

 この本が出せたから、もう悔いはない。

 引退しても大丈夫だ。」


この一文が書いてありドキッとしたけど


「そう安心しながらまだまだ書いていく人生に

 三つ目の山、

 三回目の登頂が待っていてくれたら、

 いちばん嬉しいんだけど‥」


あ〜良かった。