Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

「ぼけますから、よろしくお願いします」映画を観る

始めてプライムビデオなるもので
映画を観た。


著書を見ただけでは伝わらなかったことが
目の前で展開され、圧倒された。
この記録は、これからどれだけ
介護者に力を与え続けるのだろうと
記録を撮り続け、公開してくださったことに
心から感謝を伝えたい。


お母さんの表情がどんどん変わっていくことや
病気に苦しんでいる様子が
時間の経過とともに言葉として変化していき
胸が苦しくなった。


認知症の人は何もわからなくなるわけではない
心が死んでしまうのではない
そう分かっていたつもりだが、
ここまで自分が変化していく状況に
苦しんでしまうものなのかと…


母は、ここまで自分が変わっていくことに対して
不安などを口にしたことはなかった。
症状が違うのか、私たちに言わなかっただけなのか
今となってはわからない。
独り耐えていたのだとしたら、とても悔しい。
「早く死にたいけど、おもうようにならんね」とは
よく言っていた。


生きざまで子どもを導くことも教えてもらった。
自分にできるのだろうか。