優しい眼差しでロボットを見る
新しくできた科学館の入り口には
かつて勤めていた企業のロボットが
ブロックを重ねて街並みをつくっていた。
いつまでも飽きる事なく眺めていられる。
小さな瞳はなにを感じているのだろうか
そして、この日の記憶がどこに繋がって
いくのだろうか。
新しい科学館は、すべてが
私のような年代にも刺激的で
それこそ子どものようにはしゃいでしまった。
認知症予防には刺激も大切だろうと変な理由までつけて
うきうきしながら、回った。
この企業に勤めだした時
まさか仕様や設計をかかわるなんて
思いもしなかった。
わからないなりに技術屋さんと話すたびに
毎回なにかしらの楽しさを感じていた。
迷惑はかけていたかもしれなかったが
みんな親切に対応してくれた。
良い思い出しかないからか、
ロボットの動きひとつひとつにも
優しい眼差しを向けて見ていられる。
この町にまた新しい自慢が誕生した。
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