Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

付き添い入院の慰労会

来月70歳になる友人とランチに行った。
数週間前…
「明日から旦那が入院するから、一週間ほど付き添い入院する」


このご時世に入院患者の世話の為に付き添うとかあるのかと驚いた。
ご主人は82歳
病名は端的に言えば痔


他の状況で総合病院に入院し
有名な個人病院を紹介されて手術となったらしい。


もちろんこの総合病院では付き添うなどなく
たまにご主人が入院した時など「息抜き」とか言って
長々と電話してきたりもしていたのに…


世話の為に付き添って入院
それもコロナ感染検査などの関係から
付き添い者も退院までは病院の外には出られないと言う。


入院3日目には根を上げてメールで愚痴を言って来たりしていた。
自分に置き換えても、これはつらい!
「退院したら慰労会したげるよ」と返信していたものだから
それを実行してきた。


彼女は肉類が食べれないので
一択しかない魚…
海鮮丼にしてみた。
これで1200円とはお手頃ではないだろうか。

病院では患者と同じ食事をとっていたらしい。
個人病院ですからおいしいですよ…と言われていて
味は確かに良かったが、肉が食べれないと言っていたから
三度三度の食事が全部魚だったのには参った
目の前のセブンに駆け込みたい衝動に何度も襲われた…と言っていた。


一日だけパン食が出た時には
涙が出るほどうれしかったとも。
大げさな…とは言えない
きっと私も思うだろう。


彼女、素朴にたずねたらしい
「付き添いのいない人もいるではないか」と…
『80歳以上の方は付き添い者をお願いしています』
「私は歳の差があって付き添う事が可能だが、高齢の配偶者の場合は?」
『身内の人、どなたもいない場合は事業所に頼んで付き添いさんをお願いしています』


いつの時代かと思ったが、これも看護の担い手不足の一端かもしれない。