Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

実習生に何を学んでほしいのだろう

社会福祉士を目指す実習生が来ている。
ひと月、現場で学ぶそうだ。


現場での実習は組み込まれたものだから
それはこなしていかなくてはいけないのだと思う。
担当ではないので、詳しいことはわからない。
いや今回は、詳しいことに触れようとしなかった
なぜなら犬猿の仲の正規職員が担当だから…


どうせとんでもないプログラムを組むだろうとは思っていたが
想像以上で、突っ込みどころがあるくらいでは済まなかった。
日を追うごとに実習生の表情が乏しくなった。
そりゃそうだろうと思うから
休み時間や正規職員がいない時に
笑いを突っ込んで見たりはする。


彼女に何を学んだほしいのか
そこに全く思いが行っていない。
自分は仕事が忙しい(←思い込み)から
できるだけ自分が教えなくていいように
遠くの研修にいかせたり、

わけのわからない講座を当てはめているから
こんなことになる。


映画ではないが
現場で何が起こっているのか
地域高齢者や障がいを持っている方、困窮者が何を思って
どうしてほしいと望んでいるのか
なにもできなくても、そこを少しでも感じることが
彼女のこれからに大きく活きるはず。
たとえそれが役に立たなくても、それはそれ
選んだり待ったりするその過程こそが大事だと思うのに…
研修や講座は、「実習」という形でなくても
自分が選べばいつでもどこででも受けることができるではないかと…


言わない、言わない。


実習生はある社会福祉士に言われたらしい
「あの人は人間でないかもしれないと思う変な力を持っている」
あの人とはどうやら私の事らしい。


もう言われ慣れた「人間でない」扱いなので、豪快に笑って肯定した。
相手によって合わせること、なんとなく理解してもらえたらうれしいけれど。

地元のパン
最近は全国区らしいですが、おいしい。