Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

子が家を出る時

息子たちの引っ越しは彼らは大変だったかもしれないが
個人的には子守り以外、たいして大変ではなかった。
そもそも息子たちが一時的(?)に転居して来る時でさえ
その荷物を入れることができるスペースがあったのであるから
それが出て行くだけのこと。


それにしても出て行くときは4トントラックに一杯になった。
空いた2部屋を覗いてみて
まぁあれだけの荷物をどうやって入れていたのかと
ただただ驚いた。


子が増えると荷物は倍増するのだと確認するとともに
狭い空間に我慢していた彼らの日々を思った。


十数年前、娘が就職で隣県に一人暮らしをするとき
夫と二人で荷物を運び入れ
その帰り 夕日に向かってただただまっすぐに走った。
娘からは感謝の言葉とこれからの不安が
メールで流れてくる。
夕日と共にその印象は鮮明に今でも残っている。

息子宅から帰り道
また夕暮れ時に時間が重なった。
運転中であり、シャッターチャンスは難しかったが
この夕日は絶対に残したいと思った。


なにげないいつもの風景
同じ夕日に思いを寄せる、
それは人それそれぞれ
私はこの日の夕日を忘れないと思う。