Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

食卓に並んだ大皿

先日、桃を5人で割る話を書いていて思い出した。
十数年前、40年来の友人が訪ねてきた。
どうしても相談があると…


この友人、とにかく肩書が多い。
人が良いのもほどがあるよというほど
何でも役を引き受けてしまうのだ。
彼女の夫は冗談ながら
「そのうち選挙にでも打って出るんじゃないか」
と半分ひきつって言っていたくらい。


その彼女の相談
近く講演会で子育てにまつわる話をしなくてはいけないらしい
その原稿を見てほしいという。
なにゆえ私に持ってくるのかと笑いとばしたが
彼女は切羽詰まっている
なにしろ数日しか余裕がないという。


原稿はうまくまとまっていると思うが
突っ込みどころがないというか
抑揚がない気がしたので
「この『家族が多い、6人家族です』の所を
 たとえばリンゴを2個を切ってテーブルに並べたとして
 さて自分は何個食べたらいいのかを
 テーブルに揃う人数とリンゴの数から
 瞬時に判断するのが我が家の教育です、みたいに言ったら?」
とアドバイスしてみた。


講演会ではその部分が受けたそうだ。
『こどもたちがキョロキョロ周りを警戒しながら
 恐る恐る手を伸ばす様子が手に取るようにわかるって言われたよ
 我が家を知る人は、名指しで一番最後に1個を食べる子を言い当てられた』
と嬉しそうに話してくれた。


ちなみにこの家族
NHKの超絶 凄ワザ!という番組で取り上げられた企業の社長家族で
その番組にはりんごを奪い合っていた男性陣3人が出演していた。
この家族にまつわる話もたまに登場させなくては…


先日 メグミルク様の出前講座をお願いした。
「納得」の講座であった挙句に
これほどのお土産をいただいた。
これはこっそり自分一人でお試ししてみようと思った。