Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

32歳。いきなり介護がやってきた


最近、よく本が読めている。
惹かれるものが多いと
ついつい夜遅くまで
かすむ目をごまかしながら読み切ってしまう。


ここまでぎゅっと大変が凝縮するかなと
驚くほどであった。
お若い方が書いているのに
共感する部分が多かったことを思うと
介護する人の年齢に関係なく
思いは同じなんだと改めて思う。


書く作業は大変だとおもうが
このような経験談は多くの人に
多くの学びを与える
そして勇気も。


書く力がない自分は
もっぱら話す機会をいただいたときに
ぼつぼつと母の末期の時の自分の心持や
感じたことを伝えている。


最終期、なんでもいい
何か食べてくれそうなものを
探し求めていたスーパーの陳列


迷惑かけるとか
贅沢だと思わずに
「これが食べたい」と言ってくれることが
介護者を喜ばせることもある
それが薄切り肉1枚でも
指定してくれた魚の刺身一切れでも…


そう伝えたときに涙された人が数名いた。
やはり同じ思いをされて方がいたのだ。


自分はそのように生ききりたい。
そう思いながらも
自信がない情けない自分である。