Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

「もう一度、歩き出すために」


伊集院静さんの大人の流儀11
いろいろなご意見もあるようだが
大人の流儀はすべて読んだ。


実際「え?」と思う表現もあるが
これは私の浅い考えが付いていかないだけであろう。
東北一のバカ犬というフレーズが出てくるたびに
じわじわと本当にじわじわと温かい思いがわいてくる。


その東北一のバカ犬くんが亡くなられたのを
この本で知った。
そうか君はいないのか…城山三郎さんではないが
ほんとうにこの言葉が痛いほどわかる。
ある瞬間にこの言葉がバクンと降ってくるあの感覚
だれにでもきっと経験があることだろう。


よく登場する、隣の正規職員
仕事でなければ絶対に避けて通る
世の中の断捨離でいうと
一番にご遠慮いただきたい。
彼女がどうのでは、きっとない
とにかく合わないのだ、考え方が理解できないのである
そういう人、人生の中でひとりやふたりいるのだろう
たぶん。


そんなもやもやの気分のときに
読むには最高の作家だと思う。
あの潔さには死ぬまで到達できない
だからこそ、スカッとさせてもらうのである。


といいつつも先日ついにやってしまった。
「申し訳ないけど、考え方がこうも違うと相談には乗れない
 好きにしていただいて結構ですから。
 この件は全部おりますから、一人で進めてください」


言っちゃったあとに自分の持っていき場所のない感
潔い自分になりたい!!!