Cから始まった時間

還暦を迎え、これまでのこと、これからのことを毎日書き残したいと思います。

介護は親がしてくれる最後の子育て

信友さんの著書

心に響きすぎて
同じページを何度も読み返した。


母が亡くなった前日
まさか亡くなるなんて思いもしなかった
予兆もなかった日


地域活動者での研修で
大学の福祉学部の教授の講演を聴講していた。
ご自分も介護真っ最中の言葉は
軽快な言葉の中にも重く心に響くものがあった。


そのひとつが
「親は子がいくつになっても全霊で教えてくれていると
 最近つくづく感じる。
 死ぬまで親は子を導いている」


その夜、眠れなくて
「ペコロスの母に会いに行く」を読んでいた。


ウトウトした頃 電話が鳴った。
急いで病院に駆け付けた。


以前にも書いたが、その時の判断が正しかったのか
今でもわからないけれど
「死ぬまで親は子を導く」
この言葉がその時の私を支えていた。


この日までどれだけつらい日々を一人戦ってきたか
その日々をしっかり見てきたから
最後はすべての思いを込めて、しっかり送るから
こんな子に育ったけど
まんざらでもない子育てだったかなと最後くらい思ってもらえるように
ちゃんと送るから。


あの日が決して間違いではなかったと思わせてくれたこの本
明日はこの本の一部を紹介したい。