先日テレビで取り上げられてたらしい
たぬきケーキ
いまでは見かけることが少なくなったが、
我が街には、まだあるのである。

古くからあるまちのお菓子屋さん。
和菓子から洋菓子から
パンまである。

懐かしい‥
ホッとする‥
そんな佇まいの店である。

朝は7時から開けているというのに、
地域防犯のための夜間パトロールには
いつもお茶の準備や
寒い時期にはぜんざいを振る舞ってくださる。
睡眠時間は‥と思ってしまう。

市民センターのお菓子つくりには
講師として来てくださり、いつも人気。

そんな人が作る、たぬきケーキ
おいしくないわけがない。

いや、なんか違うな。
おいしいとか、おいしくないとか
そんなん基準じゃない気がする。
ケーキなんだから甘い、
だけどそれ以上に満たされた甘い感覚
あ〜言葉がでてこない!

ガラスケースの中で目があうと
食べてもないのに
もう食べた後味が広がる
そんな定番があることの幸せを思う。