避けていた忘年会なのに
コロナの世の中は決して歓迎するものではなかったけれど
それによって世の中の動きが変わったものの中に
歓迎すべきものも少しはある。
その一つが、歓送迎会や
忘年会などの宴席の類
とにかく苦手
話すことが苦手なわけではなく
人と会うことも嫌いではないはずなのに
面倒で面倒で仕方がない。
気を遣う時間が耐え難いのだと思う。
それでここ数年遠ざかっていた、勤務先全体の忘年会
今年は幹事の年だと聞いていたが
それでも欠席で回覧を回していた。
正規職員に説得され、彼女に迷惑をかけてもと
しぶしぶ参加することになった。
で、数日後
私が行くことになったと聞いてなのかどうかはわからないけど
課長から「司会」の役を言い渡された。
…意味不明
そんなものは正規職員がやり給え!と猛烈に思ったけど
もう反論するのさえ面倒で
場が盛り上がるとかなんとかそんなものは抜きにして
またひとつ片付く!ぐらいの体で引き受けることにした。
誰かがやらなくてはいけないのだし
しらけようが失敗しようが
昇進とか査定とか関係ない身分なので
どうでもよい話なのだ。
旅の途中でよい香りを見つけた。
はやりのしゃれた店ではなく
仏壇店の店先でゆらゆらと漂ってきた香りにひかれてしまった。


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